社会人になってから気付いた、時間の貴重さ
学生の頃、あるテレビで大学生が企業に仮入社して、仕事を体験する様子を取り上げた番組をやっていました。
見ていると、学生たちが自分たちで考えた企画を男性社員(たぶん課長とか部長とか役職者)にプレゼンする場面で、学生たちが与えられた時間をオーバーしてしまったようです。
それに対して、男性社員は「どれだけ人の時間を奪ったと思っているのか」と叱咤していました。
その場面が非常に印象に残っていて、当時は「学生に対してなんてこと言ってるんだ、このおっさん!」と思っていました(笑)。
ですが、私自身、社会人になってから、そのおっさんの言っていたことの正当性に気付きました。
社会人として働き始めると、限られた時間の中でより多くの業務をこなすことを求められます。そうなると重要になるのが、時間の使い方です。
Aという業務は午前中に、Bという業務は午後に、Cは隙間時間でやる。そんな風にスケジュールを組んで時間内に終わるように仕事をするわけです。
メールのチェック・作成、クライアントにアポを入れるなど一人で完結する仕事の場合はスケジュールを組みやすいです。
問題は、誰かにチェックしてもらうみたいな自分以外の誰かが関わる仕事。例えば、企画書を上司に見せながらプレゼンするみたいな状態です。
自分以外の誰かが関わる仕事の場合は、その相手にそのためのスケジュールを空けておいてもらう必要があります。スケジュールを空けてもらうということは、本来であれば相手が仕事をしようとしていた時間を空けてもらうことになります。つまり、人から時間を奪っているわけです。だから、時間オーバーはNG。
使い方はもちろん、時間そのものが貴重なものです。テレビ番組に出ていたおっさんは、自由に使える時間がある分、時間の使い方が甘い大学生たちに、時間の大切さを教えようと学生たちを叱咤していたんですね、きっと。
プライベートでも有意義に時間を使うために
いや~、時間の貴重さもわかるようになるなんて、成長したんだな、私。
と、自画自賛ではしめませんよ! ここからが本題です!
時間そのものが貴重なわけですから、仕事だけでなくプライベートでも有意義に時間を使うことは自分にとってプラスになると思いませんか?
例えば、1日のうちに自由に使える時間が3時間あったとして、そこで資格取得のために勉強するのか、それともダラダラとテレビを見るのか。前者のほうが自分にとってプラスになりますよね?
有意義に時間を使うために、私は次のことを意識しています。
・目的を持って時間を使う
・嫌だな、無駄だなと思うことには時間を使わない
・時間は潰さない
まず一つ目の、目的を持って時間を使うということについて。例で挙げた資格取得のための勉強がわかりやすいですね。目的は資格取得で、そのために時間を使って勉強するわけです。
私の場合だと、投資に関する知識を蓄えて実際の運用やブログに活かすという目的で、新聞やネットのニュース・コラム、他の投資家の方のブログを毎日チェックしています。
例では、テレビを見ることは有意義な時間の使い方ではないとご紹介しましたが、それはあくまで「ダラダラ」と見る場合。「この番組は最近のニュースをわかりやすく取り上げているから勉強になる」「〇〇〇〇というお笑い芸人のしゃべり方は、ウケを狙ったり場を和ませたりするのに参考にしている」という感じの目的意識があれば、テレビを見ることだって有意義な時間の使い方だと思います。
大切なのは、なぜそのことに時間を使っているのかを自分の中で明確にすることです。