ホリエモンこと堀江貴文氏の書籍『自分のことだけ考える。―無駄なものにふりまわされないメンタル術』を読みました。
本書の裏の紹介には「勇気を与える、ホリエモン初のメンタル本!」とあります。
社会に生きづらさを感じていたり、仕事が楽しくないと感じていたりする方におすすめです。
自分を信じて行動あるのみ
読後の感想としては、「自分を信じて行動を起こしていくこと」が大切だと実感しました。自分がやりたいと思っていることがあるんだったら、「できない理由」を考えるよりもさっさと行動を起こしたほうがいいと私は思いました。
「他人からどう見られるんだろう、そんなのできないって反対されるのではないだろうか」。自分で何かやりたいことを始めようと考えたときについついそんなことを考えてしまいがちです。確かに何か新しいことをやり始めると、他人から変な目で見られるかもしれないし、もしかしたら強く反対もされるかもしれない。しかし、一方で「こいつ面白いな」と思ってくれる人や賛同者も出てくるはずです。
そして何より、自分がやりたいと思ったことを始めもしないで諦めてしまうのはもったいないですよね。行動する前から他人の目や反対を気にしすぎることは、心配を通り越して妄想の域と言っても過言ではないでしょう。
タイトルで勘違いしないでほしい
新聞広告で本書を知ったとき、中々挑発的なタイトルだと思いました。なぜなら、自分のことだけ考える=自己中と思ったからです。しかし、冒頭で堀江氏がその誤解について説明しています。
〝自分のことだけ〟考えて生きる、という言葉に込めた思い―。
それは表面的に「自己中心的」「利己的」に生きる、という意味ではない。つまるところ、僕らは「自分のことだけ考えて」生きるしかないのだ。
人は「自分のことだけ」に集中して、生きるしかないはずだ。
だってそうだろう。
他人の心や行動を、コントロールできる人なんていない。
ビジネスがアイデアがうまくいくかなんて誰にもわからない。
天災や景気を言い当てられる人もいない。
1秒先の未来だって、誰にもわからない。だとしたら……。
自分が「正しい」と信じることを、やるしかない。
自分が「必要だ」と感じるものを、手に入れるしかない。
自分が「後悔しない」と言える、好きな道を行くしかない。
自分が「こうだ!」と決めたことを、努力し続けていくしかない。
(堀江貴文著『自分のことだけ考える。―無駄なものにふりまわされないメンタル術』PP.4‐5)
大いに納得です。
堀江氏の言う「自分のことだけ考えて生きる」ということは、「自分を信じて行動して、生きていく」ということになるでしょう。こちらが思っていたことの裏をつく意図を聞いて、冒頭部分から堀江氏すげーと思ってしまいました(笑)。そこから一気に引き込まれました。
私自身を振り返ってみると
私は仕事とプライベートの両立を目指して、これまで2回転職しています。転職する度に私の考えに理解を示してくれる人とそうでない人がいました。私の転職に対して、「仕事が辛いから逃げているように見える」と言う先輩もいました。
面と向かってそんなことを言われたときは、「なんでわかってくれないんだよ!」と腹が立ったのですが、落ち着いて考えると別に先輩に理解してもらう必要なんてなかったのです。
なぜなら、仕事とプライベートを両立させるためにはそのときの職場は向いていないと私が判断して、「転職する」という行動を起こしたわけですから。私が「こうだ!」と信じて起こした行動に、先輩がなんと言おうと関係ありません。
会社を立ち上げるとか、フリーランスとして活躍するとか、そういった内容に比べたら「転職する」という行動はあまりにもしょぼく見えるかもしれません。しかし、私にとってみれば非常に大きな一歩です。転職したことで、仕事とプライベートの両立が実現し、自由な時間の確保と心の余裕が生まれたからです。それは以前の職場では実現不可能なことでした。
私の夢は株による配当金生活ですが、最近新たな夢を見つけました。今後は、そちらの夢を実現すべく行動を起こしていきたいと考えています。
それでは、今日はこのへんで!