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「君のためにわざと言わなかった」は、時間の無駄だからやめるべき

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上司や先輩から仕事の指摘を受けるときによく聞くのが、「君のためにわざと言わなかった」という言葉。

例えば、あなたが企画会議に向けてプレゼン資料を準備することになったとしましょう。プレゼン資料の準備。聞いただけで大変そうです。

それが新商品、新サービスの提案みたいな内容だったらなおさらです。新商品の特徴、他社にはない強み、ターゲット、価格、PR方法…etc

あなたは色んなことを考え、準備しながら、進捗状況を上司に相談します。そして、上司に色々指摘を受けながら、プレゼン当日を迎えました。

プレゼンの場には、役員たちが勢揃いして、こうしろああしろなど意見が飛び交います。

時には鋭い突っ込みが飛んできて、あなたはしどろもどろになってしまいました。考えていない内容です。即答できるわけがありません。

結局、その突っ込みが原因で、再度プレゼンするように役員から言われました。

プレゼンをした会議室から、肩を落としながら歩くあなたに上司が声をかけてきました。

「いやー、役員の○○さんからの突っ込み、やっぱり言われたね。そういう突っ込みが来るとは思ってたんだけど、君のためを思ってあえて言ってなかったんだ。自分で考えてほしいなと思って」

いやいやいや。

わかっていたなら、最初にから言ってほしいですね。

もし上司が役員から言われるであろう指摘を事前にあなたに伝えていたなら、あなたは突っ込みに回答し、プレゼン内容は承諾され、プロジェクトをすぐに始動できたはずです。

それが、「君のために」とかいう美辞麗句のせいで、再度役員に対してプレゼンをしないといけない必要が出てきました。プレゼンの時間だけではありません。あなたが内容を考え直す時間と、それを改めてプレゼン前に上司に相談する時間も発生します。

どう考えても無駄です。

仮に事前に上司からアドバイスを受けて、役員の突っ込みに対して準備をしたとしても、それはそれでその人の学びとなります。今度からプレゼンをする際に意識するようになるでしょう。

何も1から10まで、手取り足取り事細やかに教えてくださいというわけではありません。わかっていたのにあえて言わないというのが、非効率に感じるわけです。

私の以前の職場では、このあえて言わないというのが社員教育では当たり前になっていました。だから、プレゼン当日に他部署の偉い人から突っ込みを受けると、そのプレゼンの場で私の上司が「そういうのを考えるのは当たり前だから。わかっていたけど、君のためを思ってあえて言わなかったけど」と突き放されました。

そのときの私は、例えるなら自動車教習所に通っている人です。エンジンのかけ方、アクセルとブレーキの使い方など基本的なこと(=仕事の基本的なこと)のみを教わり、いきなり公道を走るように(=仕事を進めるように)命じられたら、交通ルール(=社内では当たり前になっているルール)などわかるはずがありません。

一時停止を無視して、後から教官(=上司)に「止まらないといけないところだったけど、君のためを思ってあえて言わなかったんだ」と嫌みを言われるのです。

確かに、そのやり方でも学びはあります。しかし、非効率的だし、言われる側は非常に大きなストレスを感じます。だったら、最初からわかっていることは教えてもらった方が教わる側も教える側もどちらにとっても有益だと思います。

それでは、今日はこのへんで!

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