「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマがありましたが、これはハンガリーのことわざで「自分の戦う場所を選べ」ということを意味するそうです。
転職をしようとすると「嫌なことから逃げるのか!」と上司や先輩から言われることがありますが、本当に転職したいのだったら逃げたと言われてもすればいいと思います。
例えば、ブラック企業に就職してしまい、朝から晩まで働く毎日。終わらない仕事に、上司のパワハラ、ありえないノルマ。会社に行くだけで疲れてしまい、休みの日は平日の疲れをとるためにずっと家で寝ている。休みの日に休めればまだよくて、嫌なことに休日出勤を命じられることもある。そして、週明けからまた仕事。
そんな生活をしているうちに肉体的にも精神的にも追い込まれたとしたら、私だったら転職を考えます。
仕事内容が好きで好きでしょうがないとか、将来のために学べることが多いとか、自分にプラスになることがあれば話は別ですが、そうでなければその会社で働き続けることは自分にとってマイナスでしかありません。ストレスが原因で病気にでもなったら大変です。
しかし、現実には転職する=逃げるという選択肢をせずに、自分の体も心も限界に近いことを知らずに仕事を頑張ってしまう人がいます。頑張って仕事を乗り切れればまだいいですが、最悪ストレスに耐えれなくなり自ら命を絶ってしまう人もいます。
様々な事情があるのはわかります。ですが、命あっての物種です。
命を自ら絶ってしまうケースというのはかなり極端ですが、ストレスが原因で病気をするなどして働けなくなる可能性は十分ありえるでしょう。だから、 自分を守るために逃げることは決して恥ずかしいことではないと思います。
転職しようとすると、職場の上司や先輩は「嫌なことから逃げるのか!」と言ってあなたの転職を必死で止めようとするでしょう。上司や先輩からしてみれば、人が減って職場が回らなくなるとか、あなたを教育した時間と手間がパーになるとか色んな事情がありますが、それはあなたには関係ありません。
何故なら、先ほども言いましたが命あっての物種だからです。上司や先輩よりも、あなた自身が一番大事です。「逃げるのか!」と言われても気にしないほうがいいです。
むやみやたらに転職したほうがいいとは思いません。しかし、仕事よりも一番大事なのは自分という考えを念頭に持ち、その上でその職場で働き続ける意味はあるのかを考えるべきだと思います。
それでは、今日はこのへんで!