ブラック企業を辞めるまでの上司との押し問答
仕事をしている人なら、誰もが一度は転職を考えたことがあるのではないでしょうか。私はこれまで2回転職しています。
転職する前に、どうしてもやらないといけないのが、今働いている会社の上司に退職する旨を伝えること。その際に上司がこちらを引き止めようとすると結構大変です。
新卒で入社した会社はいわゆるブラック企業でした。朝から晩まで働き、盆や正月もない状態。給料がよかったのが唯一の利点でしたが、激務の生活をしていて心身ともにまいっており、辞めることを決断しました。
上司に告げると、「いやいや、よその会社だって大変だぞ?」「うちはまだいいほうだぞ?」となだめられました。さらには、「なにか他にやりたいことがあるっていうならまだしも、仕事が嫌でやめるって言われてもな」とも。
それでも嫌なものは嫌でした。私は上司にそう伝えましたが、上司は引き下がらず、具体的になにが嫌なのかと聞いてきました。そして、私が不満に思っていることを挙げる度に反論してきたのです。
激務については「みんなそうやって成長してきたんだ」、休みが少ないことについては「その代わり給料はいいだろ?」という具合に。
やりとりをしている最中に、「この人は私が何を言っても反論し、私の辞めたい気持ちを削ごうとしているんだ」ということに気付きました。だから、私も折れるわけにはいきませんでした。
最終的に上司が折れて、捨て台詞のように「精神的にまいって、考えるのも嫌になりましたっていうのならわかる」と言ったので、私は「はい、そうです」と答えました。きっと、私が最初からそう言ったところで反論してきたでしょうけど。
何はともあれ、その押し問答を経て、無事ブラック企業を抜け出したのです!
世間での見られ方を気にせず辞める
退職の理由は大きく二つの種類にわけられると思います。一つ目は、スキルアップや違う分野で働いてみたいというような理由。二つ目は、私のようにストレスや会社に不満があるというような理由。
世間一般では、前者をポジティブな理由、後者をネガティブな理由として捉える傾向があります。
だから、私の上司も激務が嫌だから辞めたいというネガティブな理由に対しては難色を示しながらも、他にやりたいことがあるというポジティブな理由であれば理解できるという風に言いました。
ですが、ネガティブな理由でも立派な理由です。人間関係や激務が原因で心身の健康を害したり、嫌だ嫌だと思いながら働き続けたりするのは、自分にとって非常にマイナスですから。
なので、退職理由は上司に理解されなくてもいいと思います。むしろ、気にしなくていいです。自分で考えて出した結論なのですから、他人にとやかく言われようが関係ありません。もっと言えば、人の人生なんだから人の勝手でしょ!ぐらいの気持ちでいればいいでしょう(笑)。
まとめ
・退職理由は、ポジティブな理由とネガティブな理由がある
・ネガティブな理由でも、自分にとっては立派な理由
・退職理由は上司に理解されなくても気にしない
もし、私が上司に引き止められて、現在もあの会社で働いていたとしたら、もしかしたら今のように健康な状態ではないかもしれませんね。ブログも書いてないかも。それぐらい酷いところでした。辞めて正解だったと思います。
退職理由は当時の上司には理解されませんでしたが、友人は違います。「ブラックならやめてよかったね」と言ってくれます。理解してくれてよかった!
退職理由が職場では理解されなくても、友人や家族なら理解してくれたりします。そういうものです。会社で働いていると、会社だけが世界の全てのように感じて、そこで退職理由を否定されると自分が間違っているのかなと思ったりするのですがそうではないです。退職しようと思って迷ったときは友人や家族に相談するのもいいかもしれませんね。
それでは、今日はこのへんで!